社会人になって、早いものでもう4ヶ月です。

「今の会社の決め手ってある?」

先日後輩に聞かれて、ちょっぴりどきっとしました。
「好きなことが仕事としてできるっていうのと、
数年後にできるようになっていたいことがここで鍛えられると思ったから」
というのが私の答えです。

私の「仕事にもつながる好きなこと」とは文章を書くこと。
「数年後にできるようになっていたいこと」とは、企画とファシリと、ディレクション。
その能力を持った物書きになっていたいのです。
ど田舎の地元で一から何かを立ち上げたとしても、人を巻き込んで発信していけるように。

ということで今日は、この4ヶ月のお仕事を振り返ったブログです。



正しく必死になる

私の今のお仕事は半分がライターで、半分はADさんの元について資料作成のお手伝いをしたり打合せの議事録をとったりしています。どちらも楽しく、それぞれに学びがあります。
はじめは目の前で何が起こっているかを読み込むだけでエネルギーがいりましたが、
3ヶ月も経つと効率良く作業するポイントが少しずつ掴めるようになりました。

どちらにも必死になりたい気持ちはありつつ
ライターのお仕事にやりがいを感じるあまり、
いつの間にやらもう片方では「ここだけはおさえるぞ」というポイントを探すだけでいっぱいいっぱいになっていました。
ここで言うやりがいというのは、

・思いや考えがすぐ形になること
・効果が早く見えること
・PDCAサイクルが早く、いつも新しい情報に触れられること

・学びがすぐに活かせること
・自分の感覚を使って生産できること

という、ライティングの魅力的なところです。多分私は結果や答えを急ぐ気質があるので、そこも好きなんだと思います。


ポイントを持っておくのは時に助かることでもあるんですけど、「ポイント以外は抑えなくてもいい」という考え方になると、とても危険なことなんですよね。
実際仕事でとても大きなミスをして、多大なご迷惑を色々な方々にかけたのが先日のこと。

必死のなり方を間違えていたと、深く反省したところです。
ポイントに頼らず自分を過信しないで、正しく必死にならなければダメですね。



「書くことが好きです」も立派な肩書きだ

4ヶ月前は、「”◯◯ができます”と言えることを増やしたい」
と、特に強く思っていました。

例えば「ライター」とか「デザイナー」とか「プロデューサー」といった肩書きのように、
これができますよと自信を持って言えることが1つもないのは、私にとってすごく悔しいことなんですよ。
新社会人コンプレックスみたいなものです。

だからそれが言えるように1つのことに集中して質を上げたいなと思いつつも、
一方では色々なものを体験して学びたいという思いもあるわけです。


二兎を追うものは一兎も得ず なのか
二兎を追うものは一兎ずつ得よ なのか
三兎くらい追ってれば一兎くらい得られるのか

どれもどこかでは正しく、どこかでは当てはまりません。
例え一兎を追ったって、キリもないし甚だ届かぬわけですよ。

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「自分にだけできることなんて、今はなくて当たり前じゃん」

そう言ってくれる上司に、先日ドキリとさせられました。
そんな自分を採ってくれたことに感謝しつつ、
「こいつに何かやらしてみたら面白そうやな」と思ってもらえるような必死さを持っていようと思う今日この頃です。

名前のない仕事も花のない仕事も、誰でもできる仕事も仕事。
仕事の報酬は仕事だと思って、前向きにがんがん進んでいきたいと思います。



私事ですが(いつも私事ですけど)、
明日から3ヶ月は所属するチームが変わり、全く想像もつかない建築や都市計画の世界へ。
ライティングは続けつつも、新しいことに対するドキドキを新鮮なままに必死に走り続けたいと思います。




今日のおすすめ
途中で諦めたとしても、あなたの価値は何一つとして変わらない。
紀里谷和明さんに聞く、自分を生きるということ

greensの記事です。紹介文につられてページを開いたら、前に別の記事を読んで強烈に印象に残っていた紀里谷さんでした。

常に何かを追いかけるんですよね。もちろん、何かを追いかけること自体は悪いわけではありません。でもね、30歳くらいのときに、「ああ、これはきりがないんだな」って気付いたんです。
そもそも、僕はものづくりが好きで、自分がイメージする一枚の画をつくり上げることに興奮してたんです。だから僕は写真が撮りたかった、というよりも単純にその画をつくりたかった。「カメラマンになりたい!」なんて自分を定義したことはないんです。

仕事や職業に名前なんてなくてよいのだな、と、今の自分にタイムリーでした。ぜひとも。

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